今井翼さん主演のミュージカル『ゴヤ -GOYA-』開幕!
“千秋楽までお客様に心を尽くしてステージに立つ”
藤沢市出身の今井翼さん主演の舞台『ゴヤ -GOYA-』が4月8日(木)に初日を迎え、上演前に主要キャスト8名による囲み取材が行われた。スペインの国民的画家ゴヤの波乱の人生を描いた新作オリジナル・ミュージカルで、スタッフに名だたるクリエイターが参加していることでも話題だ。
(左より塩田康平さん、仙名彩世さん、山路和弘さん、キムラ緑子さん、今井翼さん、小西遼生さん、清水くるみさん、天宮良さん)
この作品は、今井さんにとって芸能活動再開後、初めての主演公演。無事初日を迎えられたことに対し、「舞台に立てるありがたみを感じています。日生劇場はたくさんの思い出が詰まっている場所なので、帰ってこられた、『ただいま』という気持ちでいっぱいです」と思いをかみしめている様子。
見どころを問われると、「全部ひっくるめて見てほしいです」と即答。というのも、「(主人公の)ゴヤも含めて人々が激動の時代を力強く生きていく姿を描いている作品で、主要キャストだけでなく、アンサンブルの皆さんや奏者の方々も含め、一人ひとりが大事なメンバー。すべてを楽しんでいただきたいです」。その言葉通り、どのシーンを切り取っても迫力ある、濃密な舞台となっている。
その言葉を裏付けるように、現場には “ファミリー”のような結束が生まれているそうで、今井さんが共演者にお手製の煮卵をお裾分けしたというエピソードも飛び出した。
また、このミュージカルでは、ピアニストの清塚信也さんが、初めてミュージカルの作曲と音楽監督に挑戦。「清塚さんの音楽と向き合う中で、日々生まれ育つものがありました。それを毎日咀嚼していくことは、大変に感じるより、むしろ楽しんでやってこられました」と今井さん。音楽とドラマチックなストーリーとの相乗効果にも要注目だ。
長い公演期間中の体調管理に気を遣っているそうで、「一カ月、家で食べる晩御飯を何にするかを考えていて、お取り寄せしたサムゲタンやすっぽんなど、冷凍庫の中が充実しています。料理好きですが、期間中はなるべく体を休める時間をとりたいので」。ちなみに初日の晩御飯はうなぎを用意。「家に帰ってすぐ食べられるように、朝、自然薯もすってきました」と答えると、共演の皆さんが驚いて顔を見合わせる場面も。
「初日だからといって構えることなく、これまでやってきたことを信じて、千秋楽までお客さんに心を尽くしていくことを僕は大事にしていきたいと思います」と話した今井さん。その言葉からは、つくりあげた作品に対する自信がうかがえた。東京公演は4月29日(木・祝)まで。
【東京公演】4月8日(木)~4月29日(木・祝)
場所:日生劇場
【名古屋公演】5月7日(金)〜5月9日(日)
場所:御園座
出演:今井翼、小西遼生、清水くるみ、山路和弘、仙名彩世、塩田康平、天宮良、キムラ緑子 ほか
原案・脚本・作詞:G2
演出:鈴木裕美
作曲・音楽監督:清塚信也
公式サイト
https://www.shochiku.co.jp/engekiw/lineup/musical_goya/