|
NO.145
「弱さの強さ」
金子 郁容氏(大学院教授)
応用数学から、「ネットワーク・コミュニティー」・「ボランティア」・「コミュニティー・スクール」へと新しいつながりとその可能性を探る。
(写真左)学生とともに合宿
(写真中央)
『eデモクラシーへの挑戦 藤沢市市民電子会議室の歩み』
(岩波書店・1,800円+税)
(写真右) 『ボランティア もうひとつの情報社会』 (岩波新書・780円+税)
<プロフィール>
1948(昭和23)年生まれ。スタンフォード大学Ph.D.。ウィスコンシン大学準教授、一橋大学教授などを経て、94年より慶應義塾大学SFC大学院教授。99年より3年半の期間、慶應義塾幼稚舎長も兼任。情報論、ネットワーク論などを通して、ボランタリーな組織原理を探る。

特別企画 第9回湘南絵てがみ大賞
『お疲れ様!−癒し・ねぎらい−』
<座談会>5人の選考委員が語る
例年2、000通を超える作品が応募される「湘南絵てがみ大賞」。
本年度第9回の作品テーマは「お疲れ様! ― 癒し・ねぎらい ―」です。
今回は、本年度の選考委員のメンバーに本テーマについて、それぞれの
思いや体験を語っていただきました。
作品制作の参考にしてくださいね!
Vol.114
「地域の皆さまの良きパートナーであるために」
小川 善久 氏 三浦藤沢信用金庫 理事長
三浦藤沢信用金庫は、失業者が町にあふれる戦後の混乱期、昭和26年に、横須賀で産声をあげた。当時の熱い理念を今に貫くのが4代目理事長の小川善久氏(62)だ(1991年9月に三浦信用金庫と藤沢信用金庫が合併)。
小川氏は、昭和42年に入庫以来40年間、三浦藤沢信用金庫一筋の信金マン。生まれも育ちも久里浜。22歳で入庫、同期は約25名、支店数はまだ7店だった。
支店長に初めて任ぜられたのは36歳の時。横浜の長者町支店だった。支店長になってからも、足は車ではなく自転車。「自転車だと駐車場を気にせず、じっくりお客さまと向き合えるんですよ。でも、雨の日はずぶぬれ。お客さまにかわいそうなんて言われて、ずいぶんかわいがっていただきました」と懐かしそうに話す。
40年の間には心配事や困難も多々あった。「生来、ストレス耐性があるのか、何がおきてもあまり動じません。能天気なんでしょうかね(笑)。災難や苦労は、人間にはつきもの、あって当たり前。そのことから逃げず、素直に受け入れ自分のできる範囲で一生懸命考え、ベストを尽くす。見栄を張ったり、隠し事をすると苦しくなる。地のままの自分でやるしかないんですよ。地元の皆さんをはじめ家族や部下に生かされ、生きていると思っています。いつも『おかげさま』の精神ですよ」。気さくな人柄の中に強い信念がうかがえる。
現在三浦半島、藤沢、横浜南部と合計45店舗、従業員約900名。54期連続黒字決算と堅実経営を続け、地域文化、社会貢献にも力を入れる。毎年8月に開催される人気の藤沢『遊行寺薪能』は今年で21回を数える。海岸清掃活動や介護車両の無料貸し出しなども行っている。
「町おこし」という創業理念が、地元とともに歩む姿勢に、脈脈と受け継がれていく。(抜粋)
|